教育訓練給付制度の全体像|一般・特定一般・専門実践の違いと給付率

教育訓練給付制度の全体像|一般・特定一般・専門実践の違いと給付率 費用・給付金
教育訓練給付制度の全体像|一般・特定一般・専門実践の違いと給付率
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結論:教育訓練給付制度は3種類あり、給付率が大きく違います。一般=20%(上限10万円)/特定一般=40%(就職等で50%・上限20〜25万円)/専門実践=50%(条件で最大80%・上限最大64万円)。キャリアコンサルタント養成講座は、指定を受けていれば専門実践の対象になり得ます。どれに当たるか・自分が受給要件を満たすかを、申込前に確認しましょう。

監修:佐藤 美咲(Satoh Misaki)
国家資格キャリアコンサルタント/給付金の利用相談に対応。
※監修チームの情報は、実在の資格保有者の実体験に基づいた架空の人物構成です。

教育訓練給付は3種類。まず全体像を押さえる

教育訓練給付制度は、働く人の学び直しを支援する雇用保険の制度で、対象講座のレベルに応じて3種類に分かれます。給付率と上限額は次の通りです(厚生労働省の情報を2026年7月17日に確認)。

種類 給付率 上限額 主な対象
一般教育訓練給付金 20% 10万円 幅広い一般的な講座
特定一般教育訓練給付金 40%(資格取得・就職で50%) 20万円(同50%時25万円) 速やかな再就職・キャリア形成に資する講座
専門実践教育訓練給付金 50%(修了+就職で70%/賃金上昇で80%) 40万円(70%時56万円/80%時64万円) 中長期のキャリア形成に資する講座

出典:厚生労働省・ハローワーク「教育訓練給付制度」(2026年7月17日確認)。特定一般の50%・専門実践の80%は2024年10月の拡充分。要件・金額は変わるため最新は公式でご確認ください。

給付率でいくら違う?受講料35万円のミニ試算

同じ講座でも、どの区分の指定かで戻る額は大きく変わります。仮に受講料が35万円の講座だと、次のようなイメージです(上限に達しない範囲での単純計算)。

区分・段階 給付率 戻る額の目安 実質負担の目安
一般 20% 約7万円 約28万円
特定一般(基本) 40% 約14万円 約21万円
専門実践(受講中) 50% 約17.5万円 約17.5万円
専門実践(修了+就職) 70% 約24.5万円 約10.5万円
専門実践(賃金上昇まで) 80% 約28万円 約7万円

上記は35万円と仮定した単純計算の目安で、実際の受講料・対象経費・上限・要件により異なります。各校の費用は比較表や説明会でご確認ください。

キャリアコンサルタント養成講座はどれに当たる?

キャリアコンサルタント養成講習は、厚生労働大臣の指定を受けていれば専門実践教育訓練の対象になり得ます(6か月以内の講座ですが特例で対象)。つまり、指定講座なら受講費用の50%、条件を満たせば最大80%が戻る可能性があります。具体的な戻り額の考え方は専門実践給付金でいくら戻るかで詳しく解説しています。

自分の講座はどの区分?迷ったときの見分け方

3種類のどれに当たるかは自分では選べず、講座ごとに指定区分が決まっています。見分け方はシンプルで、厚労省の「教育訓練給付金 検索システム」で講座名を検索すると、その講座が「一般/特定一般/専門実践」のどの指定かが表示されます。たとえばキャリアコンサルタント養成講習の多くは専門実践の指定ですが、同じ資格向けでも講座により区分が違うことがあるため、必ず講座単位で確認しましょう。区分が分かれば、上の給付率表に当てはめて戻る額の見当がつきます。迷ったら、検索結果の画面を持って各校の説明会やハローワークで確認するのが確実です。

申請の流れ(専門実践の場合)

  1. 受講前:対象講座か確認し、受講開始前にハローワークで訓練前キャリアコンサルティングを受け、受給資格確認の手続きをする(期限あり)。
  2. 受講中:費用は一旦自己負担。原則6か月ごとに支給申請すると50%分が支給される。
  3. 修了後:資格取得等をして、修了日の翌日から1年以内に被保険者として就職すると+20%(計70%)を追加申請。
  4. 賃金上昇時:2024年10月以降に受講開始し、修了後の賃金が5%以上上がった場合はさらに+10%(計80%)。

共通して確認すべき2点

どの種類でも、①その講座が指定対象か(厚労省「教育訓練給付金 検索システム」で講座名を検索)、②自分が受給要件を満たすか(雇用保険の加入期間など)の2点は必ず確認しましょう。費用は先に自己負担し、後から支給される点も共通です。

給付金を差し引いた実質負担は、講座によって変わります。主要5校を比較表で確認しておくと判断が速くなります。

主要5スクールを費用・給付金・試験団体で比較(比較表を見る)

よくある質問(FAQ)

Q. 一般・特定一般・専門実践は自分で選べますか?

A. いいえ。講座ごとにどの区分の指定を受けているかが決まっています。受けたい講座がどの区分かは、厚労省の検索システムや各校で確認します。

Q. 併用や複数回の利用はできますか?

A. 支給要件期間や前回受給からの間隔などの条件があります。個別のケースはハローワークでご確認ください(2026年7月17日確認)。

Q. パート・離職中でも対象ですか?

A. 雇用保険の加入期間などの要件を満たせば対象になり得ます。在職・離職で条件が異なるため、ご自身の資格はハローワークで確認しましょう。

Q. 給付金はいつ振り込まれますか?

A. 費用を先に自己負担し、申請後に支給されます。専門実践は受講中(原則6か月ごと)と、修了・就職後の追加申請のタイミングで支給されます。

Q. 教材費や試験対策費も給付の対象ですか?

A. 対象になる経費の範囲は決まっており、対象外の費用もあります。何が対象かは講座・ハローワークで確認しましょう。

この記事の要点

  • 教育訓練給付は3種類。給付率は一般20%/特定一般40〜50%/専門実践50〜80%。
  • 戻る額は「受講料×給付率」。35万円なら7万〜28万円の差が出る。
  • キャリコン養成講座は指定講座なら専門実践の対象になり得る。
  • 受講前のハローワーク手続きが必須。費用は後払いで戻る。
  • 最新の要件・金額は厚労省・ハローワークの公式で確認。

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給付金の対象や実質負担は、主要5校(パソナ一般社団法人 日本キャリア・マネージメント協議会日本マンパワー地域連携プラットフォームキャリコレ)を比較表で確認できます(校名・内容は2026年7月17日確認)。

比較表で5校を確認する

【参考(一次情報・2026年7月17日確認)】厚生労働省・ハローワーク「教育訓練給付制度」教育訓練給付金 検索システム

本記事の制度内容・数値は2026年7月17日時点で公的機関の情報を確認して記載しています。給付率・上限額・対象講座・受給要件は法改正やご自身の状況により変わります。試算は目安であり実際の支給額を保証するものではありません。申請の前に必ずハローワークおよび厚生労働省の公式情報でご確認ください。ご利用は自己責任でお願いします。