結論:論述は「文章力」の試験ではなく、相談者をどう受け止め、何を問題と捉え、どうかかわるか——という支援の姿勢を文章で示す試験です。実技の一部で記述式・50分。逐語録から①相談者の言動・感情 ②主訴 ③キャリアコンサルタント視点の問題 ④今後の展開を型に沿って書くのがコツ。用語の羅列や時間切れが失点の原因です。出題傾向と解答の型を整理します。
論述は独学でも伸ばしやすい一方、型を知らないと時間内に書き切れません。まず試験の性格を押さえましょう。
論述試験とは(形式)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 位置づけ | 実技試験の一部(もう一つは面接) |
| 形式・時間 | 記述式・50分 |
| 題材 | 相談場面の逐語録を読み、設問に答える |
形式・時間は2026年8月確認の一般的な内容です。設問傾向は試験団体(JCDA/協議会)で異なります。正確な内容・配点はJCDAと協議会の違いおよび各団体の公式情報でご確認ください。
解答の型(4ステップ)
- 相談者の言動・感情を捉える:逐語録から、事実と気持ちを丁寧に拾う。
- 主訴を書く:相談者が訴えている中心の悩みを、相談者の言葉に沿って示す。
- キャリアコンサルタント視点の問題:本人が気づいていない可能性のある論点を、根拠とともに挙げる。
- 今後の展開・かかわり:どう関わり、何を一緒に進めるかを具体的に書く。
逐語録の読み方
相談者の言動・感情・価値観が表れた箇所にアンダーラインを引き、根拠として使えるようにします。設問は必ず逐語録の記述を根拠に答えるのが基本。想像で補わず、書かれていることから導きます。
やりがちな失敗
- 理論用語を羅列するだけで、逐語録の根拠に触れていない。
- 時間配分を誤り、最後まで書き切れない(設問ごとに時間を区切る)。
- 自分の意見や指示を押し付け、相談者の主訴から離れる。
論述は面接とセットで実技を構成します。面接対策は面接試験の評価区分と対策を参照してください。実技指導の手厚い講座は主要5校の比較表で確認できます。
よくある質問(FAQ)
Q. 論述は文章が上手なら受かりますか?
A. 文章の巧拙よりも、逐語録を根拠に相談者を受け止め、問題と今後の関わりを示せるかが問われます。支援の姿勢を型で示すことが重要です。
Q. 独学でも対策できますか?
A. 論述は過去問と型の練習で伸ばしやすい領域です。ただし団体ごとの傾向確認と、可能なら第三者の添削があると精度が上がります。
Q. 時間内に書き切れません。
A. 設問ごとに時間を区切り、先に骨子(主訴・問題・展開)をメモしてから記述すると安定します。逐語録の下線づけを素早く行いましょう。
Q. JCDAと協議会で論述は違いますか?
A. 設問の形式や問われ方に違いがあります。自分が受ける団体の過去問で傾向をつかむことが大切です。
この記事の要点
- 論述は「支援の姿勢」を書く試験。記述式・50分。
- 型=言動感情→主訴→CC視点の問題→今後の展開。
- 逐語録の記述を根拠に。想像で補わない。
- 用語羅列・時間切れ・押し付けが失点原因。
- 団体で傾向が違う。過去問で確認。
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実技指導の手厚さは、主要5校(パソナ/一般社団法人 日本キャリア・マネージメント協議会/日本マンパワー/地域連携プラットフォーム/キャリコレ)の比較表で確認できます(校名・内容は2026年8月確認)。
本記事の試験内容は2026年8月時点で確認した一般的な情報です。設問形式・配点・実施方法は試験団体・試験回により異なり、変更されることがあります。受験の前に試験団体の公式情報でご確認ください。ご利用は自己責任でお願いします。


