結論:キャリアコンサルタント試験の受験資格は3つのルートがあります。①厚生労働大臣が認定する養成講習の修了 ②相談実務の経験が3年以上 ③技能検定(キャリアコンサルティング職種)の学科または実技合格のいずれか。実務経験のない多くの人は①養成講習(原則150時間以上)の修了が現実的なルートです。要件は変わることがあるため、申込前に公式で最新を確認しましょう。ここではルート別に、条件・該当例・満たすまでの流れを掘り下げます。
「そもそも自分は受験できるのか」——ここが最初の関門です。学歴や年齢での一律の制限はなく、次の3ルートのいずれかを満たせば受験できます。
受験資格は3ルートのいずれか
| ルート | 条件 | 向いている人 |
|---|---|---|
| ①養成講習の修了 | 厚生労働大臣が認定する講習(原則150時間以上)の課程を修了 | 実務経験がない・未経験から目指す人 |
| ②実務経験3年以上 | キャリアコンサルティングに関する相談の実務経験が通算3年以上 | 人事・人材・相談業務の経験が長い人 |
| ③技能検定の合格等 | 技能検定キャリアコンサルティング職種の学科または実技試験に合格 | すでに技能検定に取り組んでいる人 |
受験資格の詳細・最新条件は各試験団体および厚生労働省の公式情報でご確認ください(2026年7月22日確認)。
① 多くの人は「養成講習の修了」が現実的
相談実務の経験が3年以上ある人は限られるため、未経験・異業種から目指す場合は①の養成講習ルートが一般的です。養成講習は原則150時間以上のカリキュラムで、キャリア理論・カウンセリング技法・ロールプレイ演習などを体系的に学びます。通学とオンラインを組み合わせた講座が多く、数か月で修了できるものが中心です。たとえば「営業職から人材業界へ」といった異業種転身組も、この講習を起点に受験資格を得ています。講座選びの基準は養成講座の選び方5基準を参照してください。
養成講習ルートの流れ
- 認定養成講習を選ぶ:厚生労働大臣認定の講座か確認(給付金の対象かもあわせて確認)。
- 受講・修了:所定のカリキュラム(原則150時間以上)を修了する。
- 受験する:試験は年3回(3月・7月・11月)。修了時期に合わせて受験回を選ぶ。
- 合格・登録:学科・実技に合格し、名簿に登録すると資格取得。
② 実務経験ルートの目安
「相談の実務」とは
職業の選択、職業生活設計、職業能力の開発・向上に関する相談の実務が対象とされます。たとえば、人材紹介での求職者面談、企業の人事でのキャリア面談、学校の進路相談などが該当し得ます。一方、単なる事務処理や営業活動は範囲外となることがあります。自分の職務が該当するかは判断が分かれるため、応募前に各試験団体へ確認するのが確実です。
③ 技能検定ルート
技能検定「キャリアコンサルティング職種」の学科または実技に合格している場合も受験資格になります。すでに技能検定に取り組んでいる人向けのルートで、未経験からいきなりこの道を選ぶ人は多くありません。
費用は給付金で軽減できる場合がある
養成講習が厚生労働大臣の指定講座であれば、教育訓練給付金で受講費用の一部が戻る場合があります。詳しくは教育訓練給付制度の全体像と専門実践給付金でいくら戻るかをご覧ください。
受験資格を満たせる講座(=認定養成講習)は、主要5校の比較表で確認できます。
よくある質問(FAQ)
Q. 学歴や年齢の制限はありますか?
A. 3ルートのいずれかを満たすことが要件で、学歴・年齢による一律の制限は設けられていません。詳細は公式でご確認ください(2026年7月22日確認)。
Q. 実務経験3年はどんな仕事が該当しますか?
A. 職業選択・職業生活設計・職業能力開発に関する相談の実務が対象とされます。人材紹介の面談や人事のキャリア面談などが該当し得ますが、範囲の判断があるため各試験団体に確認するのが確実です。
Q. 養成講習はどれくらいの期間ですか?
A. 原則150時間以上のカリキュラムで、数か月程度で修了できるものが多いです。開講形態・期間は各校の説明会で確認しましょう。
Q. 講習を修了すればすぐ受験できますか?
A. 試験は年3回(3月・7月・11月)です。修了後、直近の試験に申し込んで受験する流れが一般的です。
Q. 3つのルートは併用が必要ですか?
A. いいえ、いずれか1つを満たせば受験できます。多くの人は①養成講習ルートです。
Q. 通信・オンラインの講習でも受験資格になりますか?
A. 認定講習であれば形態を問わず、所定の課程を修了すれば受験資格になります。修了要件(出席・スクーリング等)を満たせるか確認しましょう。
この記事の要点
- 受験資格は3ルート=養成講習修了/実務経験3年以上/技能検定合格。
- 未経験・異業種からは養成講習(原則150時間以上)ルートが現実的。
- 養成講習は数か月程度で修了できるものが多い。
- 試験は年3回。修了時期に合わせて受験回を選べる。
- 指定講座なら給付金で費用を軽減できる場合がある。
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受験資格を満たせる認定養成講習は、主要5校(パソナ/一般社団法人 日本キャリア・マネージメント協議会/日本マンパワー/地域連携プラットフォーム/キャリコレ)の比較表で確認できます(校名・内容は2026年7月22日確認)。
【参考(一次情報・2026年7月22日確認)】厚生労働省「キャリアコンサルタントになりたい方へ」
本記事の受験資格・制度は2026年7月22日時点で公表情報を確認して記載しています。本文のケースは理解を助けるための典型例です。要件は変わることがあります。受験の前に必ず各試験団体(キャリアコンサルティング協議会・JCDA)および厚生労働省の公式情報でご確認ください。ご利用は自己責任でお願いします。


